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月別アーカイブ: 2025年5月

高橋工業のよもやま話~Part14~

皆さんこんにちは!
高橋工業株式会社の更新担当の中西です

 

高橋工業のよもやま話

チェック項目

ということで、今回は、アルミサッシ加工図面確認するチェックすべ具体項目と、見落とすトラブルつながる注意ポイント掘り紹介ます。

 

アルミサッシ加工において、図面は“命綱”です。設計寸法仕様読みば、たとえ職人仕上げとしても、現場では「ない」「ない」「漏れる」といった致命問題発生ます。


1. 図面チェック目的は?

  • 加工ミス未然防ぐ

  • 現場まり整合性確保する

  • 部材手配機械設定正確行う

  • 製品不良・クレーム・納期遅延防止

図面チェックは「単なる確認作業」ではなく、加工品質会社信用守る工程です。


2. アルミサッシ加工チェック項目一覧

項目 内容 注意
寸法 さ×幅、立て 躯体開口寸法クリアランス確認
見込寸法 厚み方向寸法 厚・断熱干渉確認
切断寸法 材・障子それぞれ 組立全体寸法設計通り
金物位置 セント・戸車・補強など 取付位置・下地有無
開閉方向 違・引・FIX・など 開口整合性必須
ガラス仕様 さ・種類・ガス入り・Low-Eなど 重量・パッキン種別確認
取合い寸法 外壁・タイル・水切り干渉部分 実測差異注意

3. 特に注意すべ図面読み取りミス

1)開口寸法製品寸法混同

製品寸法=開口寸法 – クリアランス誤ると「ない」

2)建具整合

→ 「図面FIXなのに建具引き」「違う」など変更漏れ要注意

3)加工公差確認不足

切断公差・穴あけ寸法微差組みない、またはつき・漏水原因

4)障子当たりズレ

立て・戸車・セント位置関係不正確ない


4. 加工チェックフロー実務上の工夫

  1. 設計図+建具表+部品照合

  2. 開口寸法(実測)すり合わせ

  3. 加工リスト(切断表・部品表)転記

  4. ダブルチェック(担当による)

  5. 必要製造責任者・現場監督確認

工夫例:

  • 寸法ミスきやすい箇所に「枠・黄色ライン」など注意喚起

  • 同一現場サイズ類似したカラー分類防止

  • 材料カット機械設定条件図面併記


5. 図面チェックミス引き起こす“現場損失”

失敗 損失内容
ガラス寸法違い ガラス発注・納期遅延・信用低下
組立全幅誤差 枠組みやり直し・現場施工不能
当たりズレ 納品クレーム・再訪修理対応
開閉方向誤認 製品全数製作・工場ラインストップ

加工図面確認精度が、そのまま製品信頼決めるです。


図面読む力」が“職人品質”支える

アルミサッシ加工にとって図面確認は、図面ただ「見る」ではなく、そこから必要情報を「読み取り」「意図理解し」「不備先回り防ぐ」ため専門技術行為です。

図面読み違い製品そのもの失敗”だからこそ、一枚一枚真剣向き合う姿勢プロフェッショナルとして評価つながるです。

 

 

 

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高橋工業のよもやま話~Part13~

皆さんこんにちは!
高橋工業株式会社の更新担当の中西です

 

高橋工業のよもやま話

図面書き出し

ということで、今回は、アルミサッシ加工にとって図面書き出しなぜないか、どのようリスクぎ、現場信頼得るためどう役立つ掘り解説ます。

 

アルミサッシは、住宅・ビル・店舗などあらゆる建築物使われる精密建材です。そしてその加工は、設計から必要情報抜き出して「加工指示図面」展開する、図面書き出し”作業極めて重要です。


1. 図面書き出しは?~設計から“現場使える情報”へ~

図面書き出しは、建築設計サッシ図・建具表・まりなどに、実際加工・組立・施工必要寸法・形状・部品情報抜き出し整理する工程です。

書き出し内容

  • サッシ見込・立て・位置

  • 枠・障子それぞれ切断寸法・加工位置

  • ガラス寸法・パッキン形状

  • 建築躯体取合い寸法

つまり、“設計意図現場寸法翻訳”する作業です。


2. 書き出しミス起こす致命トラブル

アルミサッシ精度誤差ミリでも施工不良直結する繊細建材です。書き出しミスあると、以下よう問題発生ます

  • 開閉不良(当たりズレる/カギない)

  • 現場躯体ない(ない)

  • 排水勾配ミスによる雨漏り

  • ガラス発注ミス(寸法違い・割れリスク)

  • クレーム・製作・工期遅延・コスト

つまり、書き出しは“ミス未然防ぐため加工チェック機構”です。


3. 図面書き出しチェックポイント

チェック項目 内容 注意
寸法 開口寸法クリアランス確認 躯体取合い+シーリング考慮
枠・障子切断寸法 加工長・止まり位置 ピタ留め/斜め切りなど加工調整
水切り・勾配 防水・返し処理 結露・雨漏り対策として重要
金物・戸車・セント位置 加工寸法・下地補強 寸法ミス現場修正不能なる危険
建具整合性 仕様・色・型番 設計変更落とし注意

4. 図面書き出しもたらす効率信頼

正確図面書き出し行うことで、以下よう利点あります

  • 加工効率迷いなく寸法通り切断・組立できる

  • 現場まり良い無理調整作業不要

  • 施工スピードアップ段取り時間短縮れる

  • クレーム防止施工トラブル激減

  • 顧客から信頼獲得職人として評価高まる


5. 図面書き出し支える「経験伝達力」

図面書き出しは、設計読むえ、以下スキル必要です:

  • 建築現場まりに関する知識

  • 加工機械特性理解した寸法調整

  • 現場監督職人意思疎通

  • 変更図・最新更新管理

経験豊富加工ほど、「このままたら現場困るろう」という“読み”と“き”ってます。それ職人です。


図面書き出しは「精度・信頼・安全」つなぐ

アルミサッシ加工において図面書き出しは、製造精度だけなく、現場連携、安全性、さらには企業として信頼まで左右する極めて重要工程です。

ただ作る」ではなく、「現場ぴったり合うよう仕上げる」ため準備が、図面書き出しです。

 

 

 

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